基幹労連、賃金改善「1万2000円以上」 初の単年要求

鉄鋼や重工などの労働組合で構成する基幹労連は7日、2024年度の春季労使交渉で「月1万2000円以上を基本」として賃金改善を求める統一要求案を表明した。これまで2年分をまとめて要求してきたが、春季交渉の環境変化が激しいことに対応し単年度にしぼっての要求とする。賃金改善は16年と17年の春季交渉の8000円の要求額を超え、過去最高の水準となる。

1万2000円は、基本給の4%程度に相当。定期昇給(...